ミュージックホーン・名鉄パノラマカータイプの製作

まとめ買いした処分品ICで何か作ってみるシリーズ:
今回は名鉄7000系パノラマカーのミュージックホーン前半を模してみました。

4082B以外は処分品を安く手に入れたので使いました。
いまどきはマイコンで作るのが普通かと思いますが。

製作中の基板製作中の基板

■ ブロック図



       起動スイッチ
         ―――
         ○ ○――+リセット
              ↓
タイミング発振     アドレス発生
+――――+      +――――+
|OSC1|―――――→|カウンタ|
+――――+      +――――+
74HC139(1/2) 4520B(1/2)
  ↑          ││││
コントロール       ││││
+――――+←――――――+│││
|AND |←――――――│+││
+――――+←――――――││+│
4082B        ││││
  ↓          ↓↓↓↓
音程発振        スイッチング(抵抗切り替え)
+――――+      +――――――――――+
│    │      │   ○―WWW―+│
│    │      │  /      ││
|OSC2|←―――――|―○ ○―WWW―●|
│    │      │         ││
│    │      │   ○―WWW―●│
│    │      │         ││
│    │←―――――│―――――――――+│
+――――+      +――――――――――+
74HC139(1/2) 74HC4351×2
  │
  │ 増幅
  │ │\         /│
  +―│ >――――――→□ │ )))♪♪♪
    │/         \│
    2SA562   スピーカー


■ 回路図



 ―●― VDD ―●―  +―――――――●―――――――●→ ̄CK
  |  単四×4 │   |       |  C1   |
  |       │   |      ――― 1μ+  そ R1
  |       │   |         0.33μ そ 330k
  |  RUN  │   |      ―――      そ
  |   |   |   |  N.C. |  N.C. |
  |16 ↓15 |14 |13 |12 |11 |10 |9
+―――――――――――――――――――――――――――――――+
|VDD  ̄G   A   B   ̄Y0  ̄Y1  ̄Y2  ̄Y3|
|                               |
 )    74HC139(2-4デコーダ×2回路)      | Tr
|                               | 2SA
| ̄G   A   B   ̄Y0  ̄Y1  ̄Y2  ̄Y3 GND| 562
+―――――――――――――――――――――――――――――――+ -Y
  ↑1  │2  |3  |4  |5  |6  |7  |8  (東芝)
  │   |   |  N.C.  |  N.C. |   |
 RUN ―●―  |      ―――      │  ―――   ―●―
     VDD  |          C2   │  ///    │
          |      ――― 0.1μ │        /
          |       |       |      │▲
          ●―――――――●――WWW――●―WWW――│
          │               ↓      │\
          │       R2 20k  Z R3     \
          │                 330Ω    │
 R5   91k ●――WWW――●→Y0(E音)          │
          │                      R4 そ
 R6   20k ●――WWW――●→Y1(C#音)      1k そ
          │       │                 そ
 R6A 220k ●――WWW――+                 │
          │                         │
 R7   33k ●――WWW――●→Y2(A音)          │/│
          │       │              SP ε │
 R7A 560k +――WWW――+             16Ω ε │
                                    │\│
                                    │
                                   ―――
                                   ///
 ―●― ―●― VDD             /// ///
  │   │                  ――― ―――
  |   |  N.C.N.C.N.C.N.C. |   |
  |16 |15 |14 |13 |12 |11 |10 |9
+―――――――――――――――――――――――――――――――+
|VDD  R   Q3  Q2  Q1  Q0  CE  CK|
|                               |
 )    4520B(4ビット2進カウンタ×2回路)     |
|                               |
| CK  CE  Q0  Q1  Q2  Q3  R  GND|
+―――――――――――――――――――――――――――――――+
  │1  ↑2  |3  |4  |5  |6  |7  |8
  │   │   ↓   ↓   ↓   ↓   │   │
  │   ̄CK  A   B   C   D   │  ―――
  │                       │  ///
  │     2   ―●―  VDD ――●― │
  │    │―●   │         ↓  │
  │    │3│   ○ │起動    14  │
  │1  ―│―●←B   │SW        │
  ●―(  │4    ○ │          │
  ↓   ―│――←C │     12     │
 RUN   │5    │    CK→│    │
       │――←D │     11│    │
             ●――――●――│―   │
             │    │10│  )―+
    4082B    そ R3 ●――│―  13
   (4入力AND×2)そ 1M │ 9│
  7          そ    ●――│
  ↑ 6,8:N.C. │
 ―――        ―――
 ///        ///

   74HC4351(その1)      74HC4351(その2)
   (アドレスラッチ付8チャンネルアナログスイッチ)
     +――― ―――+  ―●―     +――― ―――+  ―●―
    1│   U   │11 │     1│   U   │11 │
 Y1―→│Y4  VDD│―――+  Y2―→│Y4  VDD│―――+
     │       │          │       │
    2│       │12       2│       │12
 Y0―→│Y6   Y2│←―Y2  Y0―→│Y6   Y2│←―Y2
     │       │          │       │
    3│       │13       3│       │13
     │N.C. Y1│←―Y1      │N.C. Y1│←―Y2
     │       │          │       │
    4│       │14       4│       │14
  Z―→│Z    Y0│←―Y0   Z―→│Z    Y0│←―Y0
     │       │          │       │
    5│       │15       5│       │15
 Y1―→│Y7   Y3│←―Y0  Y1―→│Y7   Y3│←―Y2
     │       │          │       │
    6│       │16       6│       │16
 Y2―→│Y5   S0│←―A   Y2―→│Y5   S0│←―A
     │       │          │       │
    7│       │17       7│       │17
  D―→│ ̄E1 N.C│      +―――│ ̄E1 N.C│
―●―  │       │      │   │       │
 │  8│       │18    │  8│       │18
 +―――│E2   S1│←―B   │ D→│E2   S1│←―B
     │       │      │   │       │
    9│       │19    │  9│       │19
 ●―――│VEE  S2│←―C   ●―――│VEE  S2│←―C
 │   │       │  ―●― │   │       │  ―●―
 │ 10│       │20 │  │ 10│       │20 │
 ●―――│GND  ̄LE│―――+  ●―――│GND  ̄LE│―――+
 │   │       │      │   │       │
―――  +―――――――+     ―――  +―――――――+
///                ///


■ 回路について


動作のしくみはブロック図・回路図を参考にしていただいて、
わかりにくい点だけ説明します。

74HC139はデコーダ/セレクタですが、マルチバイブレータとして使っています。
詳しくは過去の記事を参考にしてください。
→(2)デコーダ1回路で発振器 応用:ピーポー発振器
https://yanenosuzume.seesaa.net/article/201110article_5.html

手元に74HC139がたくさんあるため使いましたが、
4011BなどのゲートICを使っても良いでしょう。

待機中は電流がほとんど流れませんので、電源スイッチは省略しています。

このセットは基板が小さく、修正も多かったため、ICを2階建てにしています。
74HC4351に74HC4351、4520Bに4082Bを乗せました。

2SA562は0.5Aのトランジスタです。

スピーカーは16Ω・直径約5cmのジャンク品を使いました。
たぶん8Ωでも良いと思います。

R4=1kΩは出力制限用です。テストのために取付けてあります。
ここをショートすると家中に鳴り響く音量が出ます。
起動スイッチを押すと鳴ります。演奏中はスイッチを受け付けません。
電源スイッチがないため、
電池交換やスイッチプラグの抜き差しでも鳴ることがあります。
(試作セットはスイッチからのコードをプラグで差し込むようにしました。)

R6A、R7Aは音程調整用です。
抵抗には値の誤差があるため、計算通りの周波数では鳴りません。
R5、R6、R7に並列に抵抗を追加すると、音程が高くなります。
今回はC#音、A音が低めにはずれていたのでR6A、R7Aを追加しました。
実際に動作させてみて、正しい音程になるよう値を決めます。
R5、R6、R7に半固定抵抗を使うのが良いかもしれません。

C1、R1でテンポ調整ができます。
今回はC1に1μ、0.33μの2本のコンデンサを並列に使っています。
1μと430kΩの組合せでも良いのですが、手元に430kΩが無かったためです。

■ 製作しましょう!


本物はトランジスタ式だったそうですが、良く似た音が出て、満足満足。

実はこのミュージックホーンを作る前に
「ゴッドファーザー愛のテーマ」のミュージックホーンを1つ作っています。
以前は車のクラクションでこの旋律を時々耳にしたものですが、
最近はめっきり聞かれなくなりました。(^^;
こちらはクラクションのような音色が出なかったので、今一つな感じでした。

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